家が静かになった頃に「壁の中からカリカリ音が聞こえる…」そんな不気味な体験をしたことはありませんか?
それはもしかすると、ゴキブリやネズミが家の中に入り込んでいるサインかもしれません。
この記事では、音の正体を見分ける方法から、駆除の仕方、そして二度と同じことが起きないようにするための予防法まで、わかりやすく解説しています。
今まさに「音が気になって寝られない」という方は、ぜひ最後まで読んで、安心できる毎日を取り戻しましょう!
壁の中から聞こえる「カリカリ音」の正体とは?

夜に響く不気味な音…正体は何者?
夜になると、家の中が静かになってから「カリカリ…」という音が壁の中から聞こえてくることがあります。この音、怖いですよね。でも大丈夫。こういった音の正体は、多くの場合「害虫」や「害獣」が原因です。
一番よくあるのは、ゴキブリやネズミです。とくに夜行性の生き物たちは、人が寝ている間に動き出します。音が小さくても、壁の中や天井裏は音が響きやすいため、よけいに不気味に感じてしまうのです。
でも音だけで判断するのは難しいことも。そこで、次からは「どんな音を出すのか」「音の特徴」についてくわしく見ていきましょう。
ゴキブリが出す音の特徴
ゴキブリは基本的にあまり音を立てない生き物ですが、たくさん集まっていたり、かたい場所をこすったりすると「カサカサ」や「カリカリ」といった音を出すことがあります。特に壁の中の断熱材や木材を動き回っているときに、音が聞こえることがあります。
音の特徴としては、
- 高くて軽い音(カサカサ)
- リズムがなくて不規則な動き
- 動いてすぐに音が止まる
などがあります。姿は見えなくても、台所や風呂場の近くで音がしているなら、ゴキブリの可能性が高いかもしれません。
ネズミが出す音の特徴
ネズミはゴキブリより体が大きいぶん、出す音も大きめです。「カリカリ」「ガリガリ」「ドタドタ」といった音を出すことがあり、特に木材や電線をかじるときに特徴的な音がします。
ネズミの音の特徴は、
- 規則的に繰り返すカリカリ音
- 天井裏や壁の中でドタドタ動く音
- 物をひっかくような連続音
などがあります。ネズミは人の食べ物をあさるため、台所周りや収納の奥に出ることが多いです。
他の害虫・害獣の可能性も?
まれに、コウモリやイタチ、クモなどが原因の場合もあります。特に屋根裏では、イタチやハクビシンなどが音を出すことも。ただしこれらは都会では少ないです。
また、配管の水流や風の音が反響して聞こえることもあるので、音だけで決めつけずに冷静に観察することが大切です。
音の違いから犯人を特定するコツ
音の特徴を聞き分けてみましょう。以下に簡単な早見表をまとめました。
音の種類 | ゴキブリ | ネズミ |
---|---|---|
音の大きさ | 小さめ | やや大きめ |
音のリズム | 不規則 | 規則的に連続することも |
動いている場所 | 台所・風呂場近く | 天井裏・壁の中 |
時間帯 | 深夜が多い | 夜~明け方が多い |
このように、音の出る場所や時間、音の種類をよく観察することで、どちらの可能性が高いかがわかります。
ゴキブリとネズミの違いをチェック

見た目以外に注目!行動の違い
ゴキブリとネズミは姿を見ればすぐに違いがわかりますが、音だけで判断するのは難しいですよね。そんなときは「行動の特徴」に注目してみましょう。
ゴキブリはすばやく走り、すき間や物の裏にすぐ隠れます。一方ネズミは、壁をよじのぼったり天井裏を走ったりするなど、動きが立体的です。
また、ネズミは「食べ物をかじる」「フンを落とす」といった行動がはっきり現れます。フンは黒くて米粒のような形が多く、見つければネズミの確率が高いです。
壁の中での動き方と音の違い
壁の中を移動するスピードにも違いがあります。ゴキブリは「一瞬だけ動く→止まる→また動く」というパターンが多いです。
ネズミは「ドタドタ」と連続して動き、物音もやや大きめです。とくに木材をかじる「カリカリ音」が長時間続くようであれば、ネズミの可能性が高いです。
それぞれの巣の作り方と場所の違い
ゴキブリは湿った場所やすき間を好み、巣は比較的目立ちません。段ボールやシンク下の隙間、壁の裏などに巣を作ることがあります。
ネズミは新聞紙や布などをちぎって集めて巣を作ります。天井裏や壁の中、物置の奥などが巣になりやすいです。材料が落ちていたり、かじられたあとがある場合は要注意です。
フンや痕跡からわかる種別判定
- ゴキブリのフン:黒くて小さな点々のようなもの。あまり目立たない。
- ネズミのフン:米粒のような形で、場所によっては大量にあることも。
また、ネズミは壁や家具にかじり跡を残すことがあります。電気コードや段ボールがかじられていたらネズミを疑いましょう。
出現時間帯や出やすい場所の違い
特徴 | ゴキブリ | ネズミ |
---|---|---|
活動時間 | 夜(特に深夜) | 夜〜朝方 |
出やすい場所 | 台所・水回り | 壁・天井・屋根裏 |
生活スタイル | ジメジメした場所 | 暖かくて暗い場所 |
このように、音だけでなく周辺の状況やフン・かじり跡を見て判断すると、どちらの生き物がいるのかをより正確に判断できます。
壁の中の音…確認と応急対応の方法

音の発生場所を特定する方法
まずやるべきことは、「音がどこから聞こえているのか」を正確に知ることです。耳をすませて壁や天井のどの部分から音がするのかを確認しましょう。
方法としては、
- 家を静かにして耳をすます
- 音が聞こえる壁に耳をあててみる
- スマホの録音機能を使って録音する
録音した音をあとで聞き直すことで、どんな音なのかもよりはっきりと分かります。できれば夜の静かな時間帯に試すと良いです。
音が毎回同じ場所から聞こえるなら、そこに生き物が巣を作っている可能性があります。
音の種類とリズムに注目する
次に、音の「種類」と「リズム」に注目しましょう。たとえば、
- パラパラとした音ならゴキブリ
- カリカリと連続している音ならネズミ
- ゴトッと重い音が混ざるなら別の動物の可能性も
というふうに、音の出方で正体を予測することができます。音が断続的でランダムなら小さな虫類、音が一定のリズムなら小動物の可能性が高いです。
スマホアプリで「デシベル(音の大きさ)」を測れるものもあります。大きな音であれば、それだけ体の大きな生き物がいる可能性も考えられます。
ネズミかゴキブリか判断するチェックリスト
以下のようなチェックリストを使って、どちらの可能性が高いかを見てみましょう。
チェック項目 | ゴキブリ | ネズミ |
---|---|---|
音が軽くてカサカサしている | ✔ | |
壁の中からガリガリ聞こえる | ✔ | |
台所近くで音がする | ✔ | ✔ |
フンが黒い小さな点である | ✔ | |
フンが米粒のような形である | ✔ | |
食べ物や袋がかじられている | ✔ | |
天井裏からドタドタ音がする | ✔ |
この表に当てはまる数が多い方が、いる可能性の高い生き物です。
応急的にやっておくべき対策
すぐに駆除できない場合でも、今できる応急対策があります。
- 食べ物や生ゴミをしっかり密閉
- 壁のすき間や通気口をテープなどでふさぐ
- 超音波駆除器を使ってみる
- フンやかじり跡があったらきれいにふき取る(消毒も忘れずに)
特にネズミの場合、ウイルスを運んでいることがあるので、手袋を使って掃除するようにしましょう。
業者に相談する前の下準備
もし自分で対応できないと判断したら、専門の害虫・害獣駆除業者に相談しましょう。その際、次のような情報を用意しておくとスムーズです。
- 音の発生時間と場所の記録
- 録音した音や写真(フンやかじり跡など)
- 家の構造や隙間の情報(換気口、配管まわりなど)
これらを見せることで、業者がより正確に状況を把握して、適切な対応をしてくれます。
二度と同じ音を聞かないために!予防と点検の習慣

家の構造や隙間を見直そう
ゴキブリやネズミは、とても小さなすき間からでも家の中に入ってきます。とくに古い家やアパート、築年数が長い建物では、壁のひび割れや配管まわりの穴がそのまま放置されていることが多いです。
チェックすべきポイントは以下のとおりです。
- 換気扇や通気口のすき間
- 配管のまわり(キッチン・洗面所・トイレ)
- 窓やドアのサッシにすき間がないか
- 壁のヒビや床のすき間
これらの場所を見つけたら、市販のパテやコーキング剤、すき間テープなどでしっかりふさぐことが重要です。
また、通気口には「防虫ネット」をつけるのもおすすめです。これで、外からの侵入をかなり防げます。
エサになるものを置かない習慣
ゴキブリやネズミが家の中に入ってくる一番の理由は「エサがあるから」です。彼らは食べ物のニオイにとても敏感なので、ちょっとした油断が侵入を招きます。
具体的な注意点はこちら:
- 食べ残しは必ず冷蔵庫へ
- 生ゴミは毎日捨てる・しっかりふたをする
- お菓子の袋などもゴミ箱にしっかり捨てる
- ペットフードも密閉容器に保存する
とくにネズミは袋をかじって中の食べ物を盗みます。プラスチック製の保存容器などでしっかり防ぎましょう。
物音がしたら即対応!初動の重要性
「音がするけど、どうせ気のせいだろう…」と放っておくと、害虫・害獣はどんどん増えてしまいます。
特にネズミは、1匹見かけたら10匹いるとも言われており、繁殖力がとても高いです。音に気づいたらすぐに行動することが大切です。
- 音の位置をメモしておく
- 録音しておく
- フンやかじり跡がないかチェックする
- すき間や穴をふさぐ
すばやく対応することで、大きな被害になる前に食い止めることができます。
定期的な見回りと清掃チェックリスト
害虫・害獣を防ぐには、定期的な見回りと掃除が何より大事です。以下のチェックリストを参考にしてみてください。
項目 | 週1回 | 月1回 | 必要に応じて |
---|---|---|---|
台所・シンク下の掃除 | ✔ | ||
換気扇・通気口のチェック | ✔ | ||
ゴミ箱の消毒・洗浄 | ✔ | ||
フンやかじり跡の確認 | ✔ | ✔ | |
すき間や穴の点検・補修 | ✔ | ✔ |
このように、こまめにチェックすることで、侵入される前に対処できます。とくに気温が上がってくる春〜夏は、害虫の活動が活発になる時期なので要注意です。
家族全員でできる再発防止ルール
家の中を清潔に保つには、家族みんなで協力することが大切です。一人だけが頑張っても限界があります。そこで、家族で守れるルールを決めておくと良いでしょう。
たとえば…
- 食べ終わったらすぐ片付ける
- 夜は台所をきれいにしてから寝る
- ゴミは毎日出す・袋をしっかりしばる
- 音がしたらすぐに報告する
これだけでも、ゴキブリやネズミの再侵入をかなり防ぐことができます。
害虫駆除はプロに任せるのが確実

もし自力での駆除が難しい場合や、再発の心配がある場合はプロに任せるのが確実です。
特に「害虫駆除110番」なら、
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- 現地調査と見積もりが無料
- 最短即日対応で急なトラブルも安心
- シロアリ駆除は最長5年の再発保証付き
といったメリットがあり、ゴキブリ・シロアリ・ハチなど幅広く対応可能です。
電話1本で地域の専門業者を手配してくれるため、被害が広がる前に早期解決ができます。
「今すぐなんとかしたい!」というときは、まずは無料相談してみましょう。
まとめ
「壁の中のカリカリ音」は、ほとんどの場合、ゴキブリかネズミが原因です。音の種類や時間帯、周辺の状況をよく観察すれば、どちらかを見分ける手がかりになります。
発生源を特定したら、すぐに対処することが大切です。自分でできることもありますが、音がひどかったり、被害が広がっている場合は、迷わず専門業者に相談しましょう。
そして、なによりも重要なのは再発を防ぐための習慣作りです。すき間をふさぎ、エサを置かず、掃除をこまめにすることで、安心して過ごせる家にできます。
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