パブロン点鼻JLはなぜ販売中止？代替品や市販薬の例も紹介

「パブロン点鼻JL」が販売終了となり、「どうして？」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、その理由や背景をわかりやすく解説するとともに、代替品や市販薬の一例についてもご紹介します。

パブロン点鼻JLが販売中止になった理由は？
パブロン点鼻JL販売中止メーカーの公式発表はあるの？
代替品や市販薬の一例
まとめ

パブロン点鼻JLが販売中止になった理由は？

パブロン点鼻クイックJL 15mL https://t.co/ZwKEdcUYOk

成分 100mL中
ケトチフェンフマル酸塩 75.6mg
ナファゾリン塩酸塩 25mg

添加物
エデト酸Na, ベンザルコニウム塩化物, メチルパラベン,クエン酸,クエン酸Na,D-ソルビトール, ポリソルベート80, ジェランガム, l-メントール,プロピレングリコール pic.twitter.com/Utk8FeIWny
— fdzaraf (@fdzaraf) October 7, 2023

パブロン点鼻JLは、大正製薬が製造・販売していた市販の点鼻薬です。主に以下のような特徴がありました。

【成分】塩酸ナファゾリン（鼻づまり改善を目的として使用される成分）とクロルフェニラミンマレイン酸塩（抗ヒスタミン成分）を含む。
【効能】鼻づまりやアレルギー性鼻炎、急性鼻炎などの症状の改善を目的として使用される。
【使いやすさ】スプレータイプで外出先でも便利に使用可能。

こうした点から、多くの人に利用されてきましたが、最近は店頭で見かけないとの声も増えています。

パブロン点鼻JLが販売中止になった理由は？

1. ナファゾリン製剤の使用上の注意強化？（あくまで推察）

パブロン点鼻JLには「塩酸ナファゾリン」という鼻づまり改善を目的とする成分が含まれています。

この成分は即効性が期待される一方で、長期的に使い続けると薬剤性鼻炎（薬の使いすぎで鼻づまりが悪化する症状）のリスクがあるため、一般的に注意喚起が行われています。

ただし、厚生労働省による一律の販売規制やメーカーによる公式説明は確認されていません。

したがって、メーカー側が自主的に販売を見直した可能性も考えられますが、これはあくまで推察にすぎません。

2. 製造コストや需要の変化

一般的に製薬業界では、原料供給の問題や生産ラインの維持コスト、需要減少などから製品の見直しが行われます。

パブロン点鼻JLもそうした影響で製造終了となった可能性がありますが、これも公式に発表されているわけではありません。

3. メーカーの製品戦略変更

大正製薬では、パブロンブランドのリニューアルや新製品投入など、製品ラインアップの見直しが進められています。

その中で、点鼻薬の一部が整理対象となったとも推察されますが、公式発表はありません。

パブロン点鼻JL販売中止メーカーの公式発表はあるの？

「パブロン点鼻JL」をいつもの薬局で購入。今後は入荷しないと店員が言うので大正製薬に問い合わせたら、昨年11月で製造終了になったとのこと。同社のHPにはまだ載っているが、最終ロットの使用期限あたりまでは掲載を続けるらしい。慢性鼻炎の私の体質と相性が良かった点鼻薬だったので至極残念。
— Seiji Okamura (@lakeman) February 7, 2025